引退が決定した選手は経歴も紹介。(外国人選手は引退が確定していなくても紹介)
基本的にネタは少なめで。名選手をネタにはなかなか出来ないですしね。


なお、外国人選手の経歴は日本で所属した球団のみ書いてあります。

機種依存文字やJIS第二・三・四水準文字を使用しているので、正しく見れないかもしれません。



更新情報

結局完成せず。すみません…。


巨人

松井秀喜外野手:FA→ヤンキース入団
星陵高−巨人(93ドラ1)
主なタイトル:MVP(96,00,02)、首位打者(01)、本塁打王(98,00,02)、
        打点王(98,00,02)、最高出塁率(98,00,02)、ベストナイン8回、ゴールデングラブ3回

わざわざ説明する必要ありますか?
私なんかが語る必要は無いですよね、ええ。
ってことで、終了。

だって、主なタイトルを書くだけで疲れたし。



田畑一也投手引退
高岡第一高−北陸銀行−田畑建工−ダイエー(92ドラ10)−ヤクルト(96)−近鉄(00)−巨人(01途)…11年

ダイエー入団から3年間でわずか2勝も、ヤクルトに移籍していきなり12勝、さらに翌年は15勝。
通算37勝。この2年で27勝したが、他の9年では10勝しかできなかったことになる。
ちなみに田畑建工は実家。そこでアルバイトをしながら軟式チームで野球をしていた。
余談だが、田畑を指名した年のダイエーの4位指名は三井浩二投手だった。(入団拒否後社会人→01年ドラフト2位で西武)

近鉄移籍で復活して欲しかったところだ。



武田一浩投手引退
明大中野高−明大−日本ハム(88ドラ1)−ダイエー(96)−中日(99)−巨人(02)…15年
主なタイトル:最多勝(98)、最優秀救援(91)

昔は抑え、その後先発に活躍、それぞれ最優秀救援・最多勝を獲得。
が、常に好成績というわけではなく、成績にムラがある選手である。

日ハム最終年の95年には首脳陣と衝突。わずかに2試合登板したのみで、そのオフにダイエーに移籍。
活躍は疑問視されていたが、ダイエーでいきなり15勝。翌年は不振も98年には13勝で最多勝。
結局よくわからない投手。速球もないし、変化球がそれほど良いわけでもない。投球術も普通だと思う。
何がいいのかわからない投手だが、4度の2桁勝利、そして12球団からの勝ち星は素晴らしい成績である。

…で、結局何が良いのでしょう?



趙成a投手:自由契約(12/2)
巨人(96)…7年

97年後半戦、抑えとして多く登板。150キロの速球とスライダーを武器に活躍し、11セーブを挙げる。
翌年、念願の先発に転向すると安定したピッチングを見せ、前半戦だけで7勝を挙げ、新人王候補とまで呼ばれた
(海外でプロの経験がないので外国人選手だが資格はあった。)
しかし、不運にもオールスターで故障。結局その年は登板できなかった。
ストレートの球速が大きく落ちるなど怪我の影響もあって、翌年以降も思ったような投球ができず、本人からの申し出で退団ということになった。(契約は8年契約だったのであと1年残っていた…8年契約って、ある意味拘束じゃないのか。)
怪我がなければ今頃はエースになっていたかもしれない。

どうでもいいが速球&スライダーに前半だけ活躍・以後低迷って伊藤智とかぶるような…



鄭a台投手:自由契約(12/2)
巨人(01)…2年
外国人選手枠があるのに巨人はなんで獲得したのか。
実績はあったし、実力もあったと思う。が、いかんせん入団したチーム、というか監督が悪かった。
外国人枠の制限で2軍暮らしが多いようでは、実績があるだけにモチベーションも下がっただろう。
要するに何でも欲しがる(ついでにすぐ飽きる)長嶋監督の被害者。
そういえばチョンミンテとチョンミンチョル、この二人は結局どっちがどっちだかよくわからなかった。どっちでもよかったし。

ジョン・ワズディン投手:自由契約(10/29)
巨人(02)…1年
先発はそこそこ揃っている巨人だが、さらなる先発候補として獲得。
コントロールがよく、変化球も多彩という触れ込みで入団。
確かに制球はよく、変化球の球種は多かったが、そのキレはイマイチ。
球速もそこそこといった感じで、たいした特徴の無い投手だった。
ちなみに単年契約で、契約金込みの推定年俸は220万ドル。約2億8000万。勿体無い。
渡辺オーナーは小泉総理の経済政策を批判してる場合ではないのでは?どっちもどっちか。

へクター・アルモンテ投手:自由契約(11/19)
巨人(01途)…2年
01年の途中に入団。

フェリペ・クレスポ内野手:自由契約(10/11)
巨人(02途)…1年
俊足で守備範囲が広く内外野どこでも守れる器用さを持ち、スイッチヒッターでパワーもある。
…という触れ込みだったが、これを聞いて「失敗するぞ…」と思ったのは私だけではないだろう。
案の定全く打てない。守備は無難だが助っ人としては使えない。
というわけで解雇。期待を裏切らなかった。

南真一郎投手:戦力外
ボーっとして赤信号を見落として交通事故。その翌日戦力外の発表。
戦力外を宣告されてボーっとしていたのか、もしくは事故の影響で戦力外になったのか…。
とまぁどうしても邪推してしまうのだが、腰痛の影響が大きかったのが事実だろう。
今後どうなるか(他球団に拾われるか)は、その回復具合にかかっていると思う。

小野剛投手:戦力外
「巨人小野、戦力外」と聞いて小野仁かと思ったら、剛の方だった。
大卒2年目での戦力外。まぁ下位指名だし…。
1年目オフには背番号を59→93に変更されており、もともとあまり期待されていなかったように思える。
もしそうだったら最初から獲るな。

真木将樹投手:戦力外
昨季途中、(G)三沢・玉峰⇔田畑・真木(Bu)のトレードで移籍。
しかし結果が出せず、オフに背番号が31→59へ。
巨人では背番号を大きく変更されると解雇の前兆か?
というか普通にまだやれそうな気がする。

安原政俊投手:戦力外
昨年、高卒3年目で1軍初登板。飛躍が期待されたが伸び悩み、自由契約。
…見切り早すぎ。

田中健太郎内野手:戦力外
97年のドラフトで投手として入団、が、1年目の98年シーズンは2軍でも登板・出場は0。
そして翌99年になぜか捕手コンバート。が、ファームでも捕手として出場は1試合だけ。
翌00年より内野手登録。01年にようやくファームでの出場機会が増えるも、今年は不振。結局解雇。
チーム事情に振り回された感じが強い。

小野仁投手:トレードで近鉄入団
永池恭男投手:トレードで近鉄入団


ヤクルト

池山隆寛内野手引退
市立尼崎高−ヤクルト(84ドラ2)…19年
主なタイトル:ベストナイン5回、ゴールデングラブ1回

5年連続30ホーマーも記録したことのあるスラッガー。
「ブンブン丸」という愛称で親しまれたことからもわかるように、フルスイングが魅力。
同じフルスイングをする近鉄中村が「ミスターフルスイング」であるのに対し、こちらは「ブンブン丸」
池山は三振が非常に多かったので、そのことも揶揄してこう呼ばれている。
ここ数年はヤクルトの精神的支柱となり、自ら率先してベンチで声を出していた。

本人曰く、「(全盛期のビデオを見た時に)別人に見えたし、自分の姿を見て自然と涙が出るようになった」ということで引退を決意したそうだ。



青柳進捕手:戦力外→引退
西日本短大付属高−ロッテ(87ドラ3)−ヤクルト(95)

打撃がそこそこよく、ロッテ時代の92年にはホームラン9本。
が、レギュラー獲得はならず。守備・リードの評価が悪かったようだ。

ヤクルトでは古田の控えの2番手捕手としてのベンチ入りが多い。が、捕手としての印象は薄い。
どちらかというと代打要員という印象で、99年には右の代打の切り札として.309を記録した。



ロベルト・ペタジーニ内野手:自由契約(12/02)→巨人入団
ヤクルト(99)…4年


アラン・ニューマン投手:自由契約(10/07)→広島入団
ヤクルト(01)…2年
198cmの長身左腕。昨年は微妙な成績だったが残留となった。
日本シリーズで中継ぎとしてそこそこ投げたことも残留になった理由か。
今季はリリーフを中心に登板し、まずまずの成績だった。
が、外国人選手で「そこそこ」「まずまず」という評価ではやはり厳しい。
全体的に地味で評価の難しい投手である。

リーゴ(ロドリゴ宮本)投手:戦力外→社会人野球へ
ヤクルト(00)…3年
日系ブラジル人選手。ユウイチとツギオに1年遅れて入団。
150キロを越える速球を武器に期待されたが、結果が出ずに今季は外野手に転向。
だがそう簡単に結果が出るほど甘くは無かった。
ちなみにフルネームはロドリーゴ・ミヤモト・ワタナベ。どっちが苗字だ?

島田直也投手:戦力外
横浜で中継ぎとして長年活躍。優勝の立役者ともなった。
が、00年オフに戦力外。これには疑問の声も多く上がった。
そしてヤクルトに入団すると見事に活躍。昨年のヤクルト優勝に貢献した。
横浜での印象が強く、日本ハムに在籍していたことを知る人は少ない。

入来智投手:戦力外
巨人の入来祐作の兄。オールスターでは兄弟リレーも実現した。
気迫を前面に押し出して投球するタイプである。
出しすぎてロッカールームで事件を起こしたりもしたが…。
巨人を解雇されテスト入団したヤクルトでの昨年の活躍は本当に見事だった。

丹波幹雄投手:戦力外
クラブチームからの入団。
この選手に関しては感動のストーリーがあり、フジテレビ系列「奇跡体験!アンビリーバボー」でも取り上げられた。
(詳しくは番組ホームページをご覧ください。)
是非とも成功して欲しい投手だったのだが…。

高橋一正投手:戦力外
高卒ルーキーながら一年目から1軍戦に11試合登板。
サイドからのノビのある球を武器に、14イニング投げて防御率1.93という安定した成績を残した。
翌年には31試合に登板し、イニング数も倍の28イニングを超えた。
しかし昨年はたった1試合の登板のみにとどまり、今季はついに1軍登板0。
何が悪くなったのだろう…?

丹野祐樹投手:戦力外
前述の丹波と同じ99年に入団。7位丹野・8位丹波でちょっと被るな…と思っていた。
で、戦力外通告も丹波と同じ年になってしまった。わかりにくい…。

代田建紀外野手:戦力外→ロッテ入団
ファームの盗塁王。ファーム通算178盗塁。
その俊足は大きな武器であり、首脳陣の期待も近鉄時代から大きかったが、打撃が課題だった。
ヤクルト移籍後セカンド挑戦などで何とか1軍に喰らいつこうとしていたが、今季は2軍でも2割に満たない打率と大不振。
結局課題が克服できぬまま戦力外となった。

寺村友和投手:金銭トレードで近鉄入団




中日

大豊泰昭内野手:戦力外→引退・スカウト
華興高−名商大−中日球団職員−中日(89ドラ2)−阪神(98)−中日(01)
主なタイトル:本塁打王(94)、打点王(94)、ベストナイン1回

王に憧れ、一本足を真似た。その打法で94年には本塁打・打点の2冠。
が、王選手の晩年の一本足打法を真似たものだったため、多少重心が前に傾いており、タイミングを外されると脆い一面ももっていた。その影響が出始めて成績が下降してきくると、阪神へとトレードされた。
移籍初年の98年はホームランこそ21本放ったが、打率が低く信頼を得られず。
翌年、野村監督のアドバイスで二本足での打法にフォーム変更。
すると面白いように打ち始め、チームの連続試合安打記録を塗り替える活躍。打棒復活かと思われた。
が、翌年はまたも打率が低迷。本塁打こそ多く放ったが、自由契約となって中日に復帰。
だが結局その後は思ったような活躍が出来なかった。

もう打席を外してタオルで頭を拭く姿に立つ姿を見ることができないのは非常に残念である。



メルビン・バンチ投手:自由契約(12/02)
中日(99)…3年


レオ・ゴメス内野手:自由契約(12/02)
中日(97〜00)−中日(01途)…6年  (注:00年で一度退団、翌年途中に再入団)

ナゴヤドーム元年の97年に来日。
パウエル・山崎・大豊と前年活躍のメンバーがことごとく成績を下げた中、打率.315で31本塁打と大活躍。
その後も4番としてチームを引っ張り、特に巨人戦での活躍が印象深い。

00年オフ、「牧師になる」と言って突如退団。
だが翌01年、ティモンズとアンローの大ハズレで中日が呼び寄せ、すんなりと再入団。
…新外国人がハズレで呼び戻す。なんだか似た話が他にもあった気が…。

ゴメスがいないと打線の迫力はかなり弱くなる。中日の来季はどうなるか。



スコット・ブレット外野手:自由契約(10/03)
中日(02)…1年

足は速い。そのため守備範囲は広い。が、守備は下手。
パワーはある。そのため当たれば飛ぶ。が、当たらない。

しかも「この球は得意」というのがあるわけでないバッター。
甘い球を全く打てないときもあれば、難しい球をいとも簡単にスタンドに叩き込むこともある。
変化球に対応できないで空振りをしたかと思えば、きわどいボール球を平然と見送ることもある。
見ている側としては面白いが、使う側は大変だっただろう。
結局よくわからない選手だった。



呂建剛投手::自由契約(12/02)
中日(99)…4年
中国から初の日本プロ野球界入りした選手。1軍出場はなし。
契約は1年残っているが、「北京五輪へ向けて強化するため」退団するとのこと。
…その頃には五輪野球なくなっているかもしれないのだが。

曹竣揚投手:自由契約
中日(00)…3年
150キロの速球にフォークとスライダーを持ち、台湾ではノーヒットノーランも記録。
抑えとして期待されたが結局ギャラードが定着。先発でも結果を残せなかった。
正直、印象が薄い。

久慈照嘉内野手:戦力外→阪神入団
中日での印象よりも阪神での印象の方が強い。
守備の名手、だが打撃は非力。
久慈・関川⇔大豊・矢野のトレードで中日に移籍。
中日はナゴヤドームに本拠地が移ったこともあり、長打力よりも機動力と守備力を重視して補強していたので、このトレードが成立した。
貧打の阪神から移籍したことで、さらなる活躍が期待された。
が、中日も阪神並の深刻な貧打に陥ってしまい、出番は減少。
最後に印象に残っているのは…やっぱ「テル」に登録名を変更したこと。
確かに話題は集まった…でも…「テル」って…。

なお、中日球団はコーチ就任を要請したが、本人の現役続行の意志が強かったため戦力外となった。


井本直樹投手:戦力外→打撃投手
怪我のため2年目で戦力外となったが、球団は練習生として故障の完治を目指す処置を検討中とのこと。

辻田摂内野手:戦力外
アメリカ(ルーキーリーグ、1A)でプレーの経験もある。
が、2年で解雇。最近は見切りが早い…。

川添将大投手:戦力外
藤井優志捕手:戦力外→ブルペン捕手
…全く印象無いです。

波留敏夫外野手:交換トレードでロッテ入団


山崎武司内野手:交換トレードでオリックス入団


鈴木郁洋捕手:金銭トレードで近鉄入団




阪神

星野伸之投手引退
旭川工−阪急・オリックス(85ドラ5)−阪神(00)…18年
主なタイトル:最高勝率(89,96)

87年〜97年、そして99年と2桁勝利は12回、通算で176勝の左腕。
ストレートのMAXスピードは130キロそこそこだが、大きなスローカーブを武器に緩急をつけたピッチングで相手を抑えるという技巧派投手。
130キロといえば松坂のカーブ並のスピード。ところがそのストレートで一流打者を抑えてしまう。
あのローズに「ストレートが160キロに見えた」とまで言わしめたのである。そういえばバッテリーを組んでいた中嶋に「素手でも捕れた」とも言われていたが…。
とにかく、ピッチングは組み立てが大切ということを示してくれた投手である。

野球界において非常に珍しいタイプの投手である彼の勇姿が見られなくなるのは寂しいが、ぜひとも「投球とは何か」を後進へと伝えていって欲しい。
できれば同じ左腕でスローボールも投げる田中由基に教えてやってください。由基が今年でクビになってなければ。



遠山奨志投手:戦力外→引退
八代一高−阪神(86ドラ1)−ロッテ(91)−阪神(98)…17年
主なタイトル:カムバック賞(99)

入団した年、8勝をあげて期待されるも、その後はイマイチパッとせず、結局ロッテへトレード。
しかしロッテでも大活躍はできず、突然野手へコンバートされる。しかしそれでもあまり活躍は出来なかった。
97年オフにロッテを自由契約後、阪神のテストを外野手として受けた時、外野からのバックホームを見て吉田監督が投手再転向を提案。投手のテストで合格する。

翌年、就任した野村監督のアドバイスを受けて開花。松井キラーとして名を轟かせる。
さらにチームの左腕不足の事情からやむを得ず生まれた「遠山−葛西−遠山−葛西」のリレーが話題に。

しかし今季は葛西の引退(コーチ専念)もあって遠山葛西リレーができなくなったので打たれることも多くなり、戦力外通告を受け、その後引退を発表。
一度投手失格となりながらも復活したその姿は、他の選手にも多くの影響を与えた。



葛西稔投手引退・2軍投手コーチ(開幕前に表明し実質コーチ専任に)
東北高−法大−阪神(90ドラ1)…13年

91年は先発で6完投、8勝をあげると、翌年も1完封を含む6勝。
しかしその後は不調に陥って中継ぎへ。しかし96年この中継ぎで63試合登板と突然開花。
97年には6勝10セーブ、00年には7勝17セーブと、時には抑えもこなす活躍。
球威こそ無いがボールを低めに集めるピッチングで、被本塁打が少ないのも特徴だった。
また、前述の遠山葛西リレーではプロ入り初の一塁も守った。(高校時代の一塁守備の悪夢があったので多少怖かったのだが。)

今季は選手兼1軍投手コーチとして登録されていたが、コーチ専念のため開幕前に引退を表明。
「自分のことをやっていたら、コーチの責任を果たせられない。
僕はみんなに良くなってほしい、みんなに強くなってほしいと思っている」

とは本人のコメント。選手はこの心意気に応えて欲しい。



伊藤敦規投手:戦力外→引退
中京高−福井工大−熊谷組−阪急・オリックス(88ドラ1)−阪神(97)…15年

鉄人。今年39歳になったが、その年齢を感じさせない。
昨年まで5年連続50試合以上登板、00年には71試合も登板した。
引退か?と思われたが、本人は現役続行を希望しているらしい。
是非とも50歳まで頑張ってください。

しかし10月11日に引退を発表。まだまだやれそうなイメージである。勿体無い…。(10/12追記)



グレッグ・ハンセル投手:自由契約(10/24)
阪神(00)…3年
1年目は7勝8敗、2年目は5勝13敗と、2年連続負け越し。
でも、阪神だし。
ということで、他球団なら勝ち越していてもおかしくない投球をしていた。
特に2年目は酷かった。2桁勝ってもおかしくない内容。が、チームが打ってくれない。

今季は怪我で出遅れ、また、ムーア・バルデスの活躍で登板機会が激減。
退団になったが、他のチームが獲得するのでは?

バディ・カーライル投手:自由契約(10/24)
阪神(01)…2年
「150キロの速球が武器」という触れ込みで入団、来日。
しかしキャンプではチェンジアップばかり投げ、阪神の外国人らしいところをアピール。
が、公式戦に入るとその速球とチェンジアップを武器に、期待をいい意味で裏切って好投。
が、ハンセルと同じく外国人選手枠の問題で今季は登板機会が減少。
こちらも他球団が獲得するかもしれない。トレードの話もあったとか無かったとか。

マーク・バルデス投手:自由契約(11/12)→中日入団
阪神(02)…1年
デリック・ホワイト外野手:自由契約(10/24)
阪神(02)…1年
開幕当初は活躍も、徐々に成績が下降。
さらに怪我もあって、思ったような成績は残せなかった。
しかし一時とはいえ、テストで入団した選手が活躍したのだから、良かったのではないだろうか。
というか阪神の外国人としては十分では。

横田久則投手:戦力外
今季2軍で防御率&勝率の2冠達成。が、1軍での登板は登録即先発の2試合だけ。
もっと使えば結果を残せたと思う。勿体無い…いや、多少贔屓目もあるが。

弓長起浩投手:戦力外
左のワンポイント。毎年のように50試合以上登板していた。
遠山の活躍で99年と00年はあまり出番が無かったが、昨年復活。が、今季はあまり登板機会が無かった。

今年阪神を戦力外になった選手はまだまだやれそうな選手が多い気が。

成本年秀投手:戦力外→ヤクルト入団
昨年の抑えのエース。しかし今年はバルデスの定着で登板なし。途中右肘の故障もあった。
昨年の投球の印象が強いのもあるが、中継ぎではまだ使えると思う。

西川慎一投手:戦力外→広島入団ほぼ確定
近鉄時代から貴重なサウスポーのショートリリーフとして活躍。
00年途中、近鉄から移籍すると、防御率1点台と安定した成績を残す。
が、昨年は7点台と振るわず、今季も不振だった。
年齢による衰えだとしたらもう厳しいか…?

川俣ヒロアキ投手:戦力外
結局何のために獲得したのかよくわからなかった…。

原田健二投手:戦力外
99年、00年の成績を見ると、もっと活躍できると思う。
というか解雇するほど悪い成績とは思えないのだが。

船木聖士投手:戦力外→ロッテ入団
ドラフト1位で入団すると、1年目は6勝9敗の成績。
翌年以降も期待されるが、結局その期待には応えられず。
ファンの期待も年々薄くなり、最近は期待されることも少なくなっていた。
結局期待に応えることの無いまま戦力外。
で、やはり行き着いた先はロッテだった。

山岡洋之投手:戦力外→オリックス打撃投手
阪神にありがちな、2軍では好投・1軍では地味に中継ぎ登板、といった投手。
98〜00年はそこそこ1軍でも投げたが、いかんせん防御率が悪い。
昨年・今年と1軍出場無し。今季は2軍で防御率1点台だっただけに、もう少し見てみたい気がする。

部坂俊之投手:戦力外
ルーキーイヤーに16試合に登板も、その後は毎年1桁の登板数。
2軍ではそこそこ好投しており、これまたなんとなく阪神にありがちな選手に思える。
戦力外にするほど悪くないと思うのだが…。

面出哲志投手:戦力外
近鉄時代の99年・00年は、12回1/3・21回1/3と中継ぎで結構登板したが、防御率はそれぞれ8.03、7.17と悪かった。
昨年は4イニングで自責点1と、多少向上したかに思えたが、今季は5回2/3で4失点、防御率6.35。
2軍でも防御率は6.02だった。戦力外もやむなしか。

根本隆輝内野手:戦力外
00年、竹内とのトレードで移籍。
竹内と交換で来た選手だけに、ファンに過剰な期待はされなかったが、23安打で.284とそこそこ活躍した。
しかし昨年1割台の打率に落ち込むと、今季は2軍で規定打席不足ながら.330を記録。
しかし、それでも1軍出場はできなかった。
打力に定評はあるが、そろそろ厳しいか…?

吉田浩外野手:戦力外→社会人・住友金属鹿島
なんとも微妙な選手。あくまで成績は。
顔は特徴あり。アゴに。

代打を中心にそこそこ出場。そこそこ活躍。が、1軍定着できなかった。
アゴも門倉に負けてたし

松田匡司外野手:交換トレードでダイエー入団


坪井智哉外野手:交換トレードで日本ハム入団


伊達昌司投手:交換トレードで日本ハム入団


山田勝彦捕手:交換トレードで日本ハム入団




広島

山内泰幸投手引退→コーチ
尾道商−日体大−広島(95ドラ1)…8年
主なタイトル:新人王(95)

1年目に14勝で新人王を獲得。翌年も11勝するものの、その後二桁勝利は出来ずに終わった。
澤崎も新人王を獲ったがその後は…であり、小林幹も特別賞を獲ったが酷使で球威が死亡。
広島で新人王を獲得した選手は続かない伝説の始まりはこの山内だったような…。

「UFO投法」と呼ばれたその独特な投球フォームは印象的で、また巨人戦にも強かったため、私の記憶には非常に強くその姿が焼きついている。
まだ29歳であるため引退には早いと思うのだが…本人が言うなら仕方が無いところか。

なお、来季からは3軍担当コーチ(登録は2軍投手コーチ)として後進の指導に当たる。誰がUFOを継ぐのだろうか。



田村恵捕手:戦力外→引退・スコアラー
樟南高−広島(95ドラ6)…8年

古田(ヤクルト)・小田(巨人)とならぶ、セ・リーグの眼鏡捕手3人衆の1人。
西山の壁は高かったがそれどころか瀬戸にも及ばず、気付けば木村一と倉に追い抜かれていた。
個人的には、というかなんとなく見た目的に好きな選手だったが、引退となった。
というかあまりプレーの印象はない、というのが本音。



ルイス・ロペス内野手:戦力外
広島(96)−ダイエー(98のみ)−広島(00途)…6年  (注:99年は台湾で、00年途中までは米独立リーグでプレー)
主なタイトル:打点王(96,97)、最多安打(97)、ベストナイン2回

近年のカープ打線を語る上で、無くてはならない存在。
入団していきなり109打点で打点王に輝くと、翌年も112打点で2年連続打点王に。
が、契約でもめて2年で退団。いつものパターン。
小久保の穴を埋めるべくダイエーが獲得。そこそこの活躍だったが打点が少なかった。
98年オフにダイエーを退団し、99年、00年は海外でプレーしていた。

00年途中、広島がボールの大ハズレもあって(?)ロペスを呼び戻す。
独立リーグとのレベルの差、そして年齢面から活躍を危惧する声もあったが、93試合出場で.313、88打点と大活躍。
01年にも100打点を記録するなど、その勝負強さは健在だった。

と、打点の多さや打率のよさに目が行きがちだが、本当に特筆すべきは三振の少なさ。
その代わり併殺が多いのだが。



ロブ・スタニファー投手:戦力外
リゴ・ベルトラン投手:戦力外
広島(02)…1年
予想通りだった。

ナタナエル・マテオ投手:戦力外
広島(02)…1年


遠藤竜志投手:戦力外
97年のドラ1もここ3年1軍登板無しで解雇。
…実は全く私の印象に残っていない。

長崎元外野手:戦力外
高卒3年で自由契約。
どうでもいいが日本スポーツ出版社の「12球団全選手百科名鑑」では、入団時からドラフト指名されたチームが「阪神」になっていた。3年間ずっとそのままである。見直せ。

金本知憲外野手:FA→阪神入団




横浜

野村弘樹投手引退・コーチ補佐
PL学園−大洋・横浜(88ドラ3)…15年
主なタイトル:最多勝(93)

二桁勝利6度の左腕。通算101勝中25勝が巨人戦で、「巨人キラー」と呼ばれた。
長年横浜のエース左腕として君臨してきた。単に他が出なかっただけ?
しかし、99年以降は怪我に悩まされて思うような活躍ができず、結局引退となった。

また、打撃もよく、野手転向しても通用するという話が出ていたほどだった。
来年は打撃コーチにでも。



石井浩郎内野手引退
秋田高−早大−プリンスホテル−近鉄(90ドラ3)−巨人(97)−ロッテ(00)−横浜(02)…13年
主なタイトル:最多安打(93)、打点王(94)、ベストナイン2回

怪我が多く、規定打席到達は3度だけだが、その打撃術と勝負強さは天下一品。
特に他には真似できない鮮やかな内角打ちは芸術品である。

近鉄では新人時代のキャンプ直前、いきなり肝炎に、さらに96年には左手首骨折、巨人入団後は清原・広澤の存在にまたもや怪我もあって出場機会に恵まれず、その後移籍したロッテ、横浜でも怪我に悩まされた。
本当に怪我さえなければ…と思う選手である。

巨人からホームランを放てば全球団からホームランという記録の達成となったのだが、それについて引退会見で本人は、
「そこでホームランを打ったら未練が出てきちゃうよ。行ったかと思う当たりがフェンス手前で捕られるというのが、一番いいかな。これが限界だと思って退きたいですね」
とコメントを残した。最後までなんかかっこいいぞ。

なお、引退試合の対巨人戦、代打で出場して結果はショートフライだった。



光山英和捕手 引退
上宮高−近鉄(84ドラ4)−中日(97)−巨人(99途)−ロッテ(01)−横浜(02)…19年

今季開幕直前に横浜入り。
規定打席に届くことは無かったものの、90年には.301で13HRを記録。92年は8HR、93年は9HRと長打力はあった。
しかし、近鉄では古久保との併用でレギュラーにはなれず、移籍。力的には十分レギュラークラスだったと思う。

捕手難のチームに引っ張りだこで、中日、横浜には開幕直前に、巨人にはシーズン中に入団。つまり守備面での評価も結構高い。やはり何故近鉄がこの選手を使わなかったのか疑問である。

プロ通算19年。息の長い選手となった。
スタメンに定着しなかった事が、彼の現役生活を長くしたのかもしれない。



ジェイソン・ターマン投手:自由契約(08/06)
横浜(02)…1年
アメリカでの愛称は「ビッグワーム(大ミミズ)」。208cmの長身からそう呼ばれた。
印象はそれだけ。日本では「独活の大木」だった。

アーニー・ヤング外野手:自由契約(09/25)
横浜(02途)…1年
途中入団。パワーはある、が、当たらない。典型的パワーオンリー外国人。
グランが駄目だったので獲ったのだろうが、結局どっちもどっちだった。
ということでグランもこのリストにそろそろ入るだろう。

マイク・グラン内野手
横浜(02)…1年
ということで、予想通りこのリストに入ってきた。
主軸が期待されていたが、ずっと低迷。ずっと低打率。長打力も無い。それでも森監督は使い続けた。何故使っていたのだろうか?

米正秀投手:戦力外
ヨネ。コメでもベイでもなく、ヨネ。
1年目の7月、完封で初勝利を挙げたのも今は昔。
97〜00年の登板数は5→0→1→7と非常に少なく、昨年も駄目なら戦力外だろうといわれていた。
ところが予想に反し中継ぎとして活躍し、残留。だが今季は結果を出せずに戦力外となった。
個人的に好きな選手なので頑張って欲しいのだが…
ちなみに好きな理由は、ヨネという名前のインパクト&山口県出身という点。…プレーは関係なし。

神田大介投手:戦力外
150キロ近いストレート、そしてキレのいいスライダーを持つ。が、三振が少なめ。よくわからない。
また、ナックルボーラーとして有名。活躍しなくてもパワプロに登場していたこともしばしば。
というかパワプロプレイヤーにはナックルの印象しかないかもしれない。
同じくナックルボーラーとして芸風のかぶる村西の動向も気になる。

関屋智義投手:戦力外→ダイエー入団ほぼ確定
昨年春季キャンプで1軍に抜擢。が、張り切りすぎて故障(腰痛)。
それが結構重症で昨年は2軍でもほとんど登板できず。
折角のチャンスを逃がしてしまった。
というか全然印象ないんですけど…。

鈴木寛樹投手:戦力外
高卒3年目での戦力外。
高校時代は故障に泣かされ、特に目立った成績は残せず。
それでも、潜在能力を買われて入団。しかし結局1軍登板なしのまま戦力外となった。
横浜が育てるのは無理だと思っていたが予想通りだ。
ちなみに横浜の鈴木は3人。他に鈴木尚(巨人ではない)と鈴木健(西武ではない)。

吉田好太内野手:戦力外
昨年から開始の12球団合同トライアウトで、唯一合格した選手。
近鉄時代の登録名は好太。ガキじゃないんだから好太はないだろう、と思っていた。
俊足、1Aでプレーの経験あり。そのくらいしか印象は無い。
だからといって獲って1年で戦力外にするのは…。合格にした首脳陣の見る目が無かったのか。

八馬幹典内野手:戦力外
七野と同期で入団した。球団が狙っていたとしか思えない。
七野が背番号77にしたんだから八馬も対抗して88にすればよかったのに。

井上純外野手:戦力外→ロッテ入団
「俊足が売り物だが地味な選手」、というのが97年までの印象。
ところが優勝した98年、代打中心、ときにはスタメンで打数は少ないながらも.330を記録。
さらに翌年も打数は少ないが.304、4本塁打と活躍。
00年は不振だったが、昨年はまた打って.300、1本塁打。
ということで印象が変わって「意外に打てる地味な選手」になった。
結局地味なままだった。



西武

清水雅治外野手引退→コーチ専任
浜田高−三菱自動車川崎−中日(89ドラ6)−西武(96)…14年

足のスペシャリスト。
4年目の92年に準レギュラーとして活躍すると、その後もそこそこ試合に出場。
96年に西武に移籍後は、代走に守備、そして代打、時にはスタメンと活躍のスーパーサブ。
とはいえ代打に出てくるような選手では無いと思うのだが…まぁ西武だから仕方ないが。
近年の西武のチームカラーにピッタリの選手で、その俊足で何度もチームを助けてきた。
もしこの人がいなかったら、ただでさえ得点力不足だった近年の西武の得点はさらに減っていただろう。
それほどまでに彼の走塁は光っていた。

また、年齢による衰えを全く感じさせなかった。
肉体的衰えは多少はあったと思うのだが、やはりその卓越した走塁術によってカバーしていたのだろう。
足の速い選手の多い西武だけに、彼の走塁術が加われば他球団には脅威である。
…まぁそうそう簡単にマスターできるような物ではないだろうが。



河田雄祐外野手引退
帝京高−広島(86ドラ3)−西武(96)…17年

俊足。代走、守備要員として試合に出場することも多かった。
バッティングはそれほどでもなかったが、チャンスメーカーとして代打で出たり、
時にはスタメンで出たりと、スーパーサブとして貴重な存在だった。
なぜか昨年は代打の切り札として起用されるも、得点圏打率は.000。東尾謎采配。

印象深いのはやはり97年日本シリーズでヤクルト田畑から放ったホームランと、
99年開幕戦の2死満塁から放ったギリギリセーフのサヨナラ内野安打。
…の横でアウトだと思ってガッツポーズしていた山田勉。



佐藤秀樹投手:戦力外→ヤクルト入団
93年、ドラフト1位で中日に入団。1年目に4勝を挙げると、2年目は先発ローテに定着し、7勝9敗で防御率3.14(9位)。
しかし翌年防御率6点台と不振に陥ると、その後も低迷。98年にはついに登板0に終わると、西武へトレード。
私の中で最も強く印象に残っているのは、優勝争いの真っ只中の99年9月5日の先発抜擢だ。
西口・松坂がフル回転して疲労も溜まっていた時期だったため、試合前日のスポーツニュースでは「予告先発佐藤秀ということは明日は多分捨て試合でしょう。松坂も疲労が溜まっているでしょうし」と言われていた。
私もそう思った。明日は佐藤を引っ張るだろう、と。
が、違った。
1安打5四球1失点で見切りをつけられ、1回1/3イニングで早々に降板。
結局その試合で西口・松坂は3イニングずつ投げた。東尾謎采配。

…と、話が脱線してしまった。
力はある投手だっただけに、3年目の不振が無ければ一気にブレイクしていた気がする。
西武は金銭を出してまでこの選手を獲得する必要性があったのか?

安藤正則投手:戦力外
ご存知、98年ドラフト7人全員投手指名事件で1位指名された選手。
大卒、ドラ1。だが結局1軍登板なし。
辛抱強く待ち続けたが、球団も我慢の限界となった模様。
ファンの我慢の限界はとっくに過ぎていたが。
もっと早く解雇した方が安藤のためにもなったような気がする。

原井和也内野手:戦力外→ロッテ入団
東尾前監督と同じ和歌山県出身という事で多く起用されていた、という話の多かった選手。
足はそこそこだが、バッティングは良くない。
東尾さん曰く、「原井の場合守備だけはしっかりしていたからね。」というが、上手くは無い。ずば抜けて下手とは言わないが。

東尾政権下では代走や守備固めのほか、代打やスタメンでの出場も多かった。東尾謎采配。

代走はまぁまだよしとしよう。守備要員も納得したくは無いのだが、セカンドに鈴木健を入れることもあるくらいなので、それもとりあえずよしとしよう。(セカンド鈴木健と比較される時点で守備要員として失格という気もするが。)
しかし、どう考えても代打原井は無い。ありえない。これで悲しんだ西武ファンも多数。

にしても、来年から西武のネタ要員がいなくなるのはつらい…。
かといって残ってもらってももっとつらいのだが。

追記:ロッテファンの皆さん、暖かく見守ってやってください。



近鉄

盛田幸妃投手引退
函館有斗高−大洋・横浜(88ドラ1)−近鉄(98)…15年
主なタイトル:カムバック賞(01)

脳腫瘍からの復活は本当に感動的だった。
病魔に打ち勝って復活を遂げたその姿に、勇気付けられた人も多いのではないだろうか。
シュートで内角を強気に攻めるピッチングは、本当に強く印象に残っている。
記録よりも記憶に残る選手、この言葉が本当に似合う選手である。



古久保健二捕手引退→コーチ
太成高−近鉄(83ドラ6)…20年

近鉄一筋20年。
前述の光山、その後は的山、礒部らとの併用が多く、完全なレギュラーとはなれず、
また、近年は出場機会が激減していたが、昨年は巧みなリードで投手陣を牽引して存在をアピール。
終盤の守備固めとして、また時にはスタメンとして、リーグ制覇に大きく貢献した。
あとはバッティングさえ良ければ…いや、これが大問題だったのだが



内匠政博外野手:戦力外→引退・フロント入り
PL学園−近大−日本生命−近鉄(93ドラ3)…10年

PLといえば桑田・清原のKKコンビ。そのKKコンビの同級生である。
ちなみに阪神の松山コーチ、横浜の今久留主スカウトも同級生である。
みなさんきちんとこの2人覚えてますか?
入団から3年間は準レギュラーとして活躍していたが、その後出場機会が減少。
97〜99年の3年間の試合出場は一桁だったが、00年控えとして52試合に出場。
1軍定着か?と思ったが結局01年は1軍出場ゼロに終わり、今年も出場無し。
俊足で守備も平均点、パンチ力もそこそこだったが、アピールが弱かったか。



大塚晶文投手:ポスティングによるメジャー移籍
横芝敬愛高−東海大−日本海運−近鉄(97ドラ2)…6年
主なタイトル:最優秀救援(98年)

赤堀の故障でストッパーに定着。速球と縦のスライダーを武器に相手打者を封じる。
落ちるスライダーは日本一だろう。奪三振率も高く、ストッパーとして申し分ない。
佐々木並の投手、これは決して過大評価ではないと思う。

しかし…これほどまでの投手なのに知名度が低い。
パ・リーグということで仕方の無い部分もあるかもしれないが、もっとメディアは取り上げてもいいのでは?

能力は本物なので、是非ともメジャーで大活躍してもっと有名になって欲しい。
ただ今オフ松井がメジャーに行ったら、話題をさらわれてもっと無名になる可能性が。



ナイジェル・ウィルソン外野手:戦力外
日本ハム(97)−近鉄(02)…6年
主なタイトル:本塁打王(97,98)、打点王(98)

日本ハム時代、いきなり2年連続でホームラン王。翌年は怪我でほぼ1年を棒に振るも、翌00年に復活。
01年怪我・不振で解雇も、オフに近鉄が獲得。
中村ローズウィルソンでホームラン王クリーンアップだ!と言っていたのは記憶にも新しい。
…が、結局全く活躍できず。

川口や鷹野といったいい選手がいるのになぜわざわざ取ったのか。
長嶋監督がマルティネスなどをレフトで使い、清水を使わなかったのと印象がダブる。
…ってことは単に好みの問題か?

ちなみにこのウィルソン、外野手登録だが守備についたことは一度も無い。
実はキャッチボールも出来ない。肩を壊しているのだ。
DHのあるパ・リーグだからこそ活躍できた選手である。
「日本シリーズに出たらどうするんだ?」とか思っていたが、そんな心配は不要だった。



ショーン・バーグマン投手:自由契約(10/11)
近鉄(01途)…2年
ラ・ソーダつながりで昨年途中入団。10勝して優勝に貢献。
が、防御率が悪く今季は不安視されていた。その不安が見事に的中。
打線に昨年ほどの元気が無い今季は勝ち星に恵まれ無かった。
ちなみに昨年パウエルと共に1度解雇された後、再契約した。2度目の解雇という事になるのか?

マイク・ジョンソン投手:戦力外
近鉄(02途)…1年
今季途中入団。ほとんど何もできずに退団。
ジョンソンという名前もありきたりだが、投手としても平凡だった。

石毛博史投手:戦力外→阪神入団
最優秀救援1度獲得していることを覚えている人はもう少ないか。
大のノーコンといわれていたが、それに抑えられていたチームは何をしていたのか。
ノーコン、というよりもヒドイ荒れ球の方が適していたと思う。
なんにせよ抑えはもう無理だろうが、中継ぎくらいなら…。

山崎一玄投手:戦力外→阪神移籍ほぼ確定→移籍白紙?
規定投球回到達は1度。その年は7勝と活躍。
が、なんとなく地味な印象。というか私が真剣に野球を見始めた時には微妙な選手になっていた。
意外とこういう選手は現役生活が長くなったりすると思う。もう一花咲かせられるか?

玉峰伸典投手:戦力外
真木のところで述べた、(G)三沢・玉峰⇔田畑・真木(Bu)のトレードで移籍。
結局「専門学校から入団」ということで話題を集めただけだったか。

奈良将史投手:戦力外
00年、サイドからの150キロを超える剛速球で話題を集めると、中継ぎとして活躍。
この年は36イニング投げてたったの1被本塁打。が、三振も少ない。ノビが無く重い球なのだろうか?
速球派投手にありがちな、コントロールに課題を持つタイプ。
結局そのコントロールは改善されなかったようだが、速球には魅力があるはず。
上手くやれば化けるのでは?

松比良平太捕手:戦力外→ブルペン捕手?
「まつひら・へいた」と読む。ちょっと読みにくい。
「まつひ・りょうへい」かと思ってしまう。中野渡進を「なかの・わたる」と思ってしまうのと同じようなものか。
…と、話が全然違う方に進んでしまったが、よく知らないんだもん。
まぁファームで99〜01年までの打率(.100・.071.・125)を見ても、打撃力がネックだったのだろう。

市原圭内野手:戦力外→引退
代走・守備固め要員としてそこそこ出場。=地味。
それでも昨年は内野何処でも守れる守備要員、そして走塁要員として1年間1軍帯同。
通算打席は42打席。それでも3球団を渡り歩いて(ダイエー時代は試合出場は無かったが)、今季でもう11年。
ちなみに彼の父親は近鉄の編成次長。ま、関係ないとは思いますが。



ダイエー

秋山幸二外野手引退
八代高−西武(81ドラ外)−ダイエー(94)…22年
主なタイトル:本塁打王(87)、盗塁王(90)、ベストナイン8回、ゴールデングラブ10回

走攻守、全てが揃った超一流プレーヤーで、2000本安打・400本・300盗塁を達成。
また、89年には三割・30本・30盗塁のトリプルスリーを記録。
歴代1位の三振も長くやってきた証であり、とにかく挙げたらきりが無いほど色々な記録が出てくる。
ダイエーにトレードされた後はホームランが減少したものの、その好守と勝負強い打撃で若手を引っ張り、チームを優勝(2連覇)に導いた立役者である。
また、本当にファンから愛された選手で、オールスターには18年連続で出場している。

この人はネタに出来ませんでした。



長冨浩志投手引退→コーチ
千葉日大一高−国士舘大−NTT関東−広島(86ドラ1)−日本ハム(95)−ダイエー(98) 17年
主なタイトル:新人王(86)

現役最年長投手。
広島に入団した1年目、10勝2敗2Sで新人王を獲得。2桁勝利を通算で4度記録。
その後日本ハム・ダイエーと移籍。ダイエーでは貴重な中継ぎとして活躍した。
今季は登板が無かったが、昨年は26試合、一昨年は38試合に登板。
40歳近い年齢を感じさせない投球で、チームに大きく貢献しました。
私の印象はどうしてもダイエー時代のものになってしまうため、技巧派投手の印象が強いのだが、
広島に入団した当初は150キロのストレートを投げる速球派投手だった。
見事な転身を遂げた選手と言える。
本当にお疲れ様でした、ご隠居



若田部投手:FAで他球団移籍濃厚

ロドニー・ペドラザ投手:自由契約(09/25)
ダイエー(99途)…4年
主なタイトル:最優秀救援(00,01)

1年目から27セーブを挙げてストッパーに定着すると、翌年から2年連続で最優秀救援を獲得。
しかし防御率は1.98→2.15→3.65と次第に悪化。今年は3.30だった。
この原因は本塁打。1年目は59イニングで1本も浴びなかったが、01年にはほぼ同じイニング数で10本被弾。
年齢による衰えで直球のキレ、ノビ共に落ちてきた印象で、その影響があったと思われる。

というか今季は使い方にも問題があった気が。
どうも上手くモチベーションを保てていなかったように見受けられた。

まあ、なんにせよダイエーV2の立役者であることには間違いない。
なお、王監督としては「今後もいい関係を続けていきたい」らしい。意味わからん。



ブレイディー・ラジオ投手:自由契約(09/25)
ダイエー(00)…3年
変化球中心で制球もそこそこ。が、球威はそれほど無い。
あまり強力ではないダイエー先発陣において、結構貴重な存在だった。
ちなみに"Radio"ではなく"RAGGIO"である。どうでもいいが。

モーガン・バークハート内野手
ダイエー(02)…1年
ダイエーの4番(背番号が)
私の中ではダイエーの外国人野手は2人同時に活躍しない印象があったのだが、やはりその通りに。
長打力を期待して獲得した選手にありがちな低打率・多三振の成績になってしまった。
そういえば近鉄もこの選手を獲得しようとしていたらしい。梨田監督の見る目の無さが…。

カルロス・カスティーヨ投手
ダイエー(02)…1年
体重がマルティネスより重い。公式発表112キロも本人曰く125キロ。が、見た目的にはもっと重そうだった。
オープン戦で打たれて2軍スタート。好投していたが故障で手術のため帰国。結局1軍登板なしだった。

土井雅弘投手:戦力外→オリックス入団
パラシュートボーラー。(正体はただのスローカーブ)
簡単に評すれば、コントロールが悪く投球術の無い星野伸之。
≒田中由基。

養父鉄投手:戦力外
台湾での実績をひっさげてドラフト7位で入団したが、2軍でも結果を残せず1軍登板なし。
結果、なんと1年で解雇。
だから最初から獲るなってば。

大野倫外野手:戦力外→引退
左キラー(らしい)。
吉永⇔大野+金銭でのトレードでダイエーへ。いや、金銭は無くなったという話だったか?
実はその後佐藤誠が巨人からダイエーへトレード。実質1対2のトレードだった。
選手層の厚い巨人では出場機会に恵まれなかった。
移籍で出場機会が増すかとも思ったが、ダイエーには素晴らしい左キラー大道がいたため持ち味を生かせなかった。

鈴木平投手:戦力外
移籍で開花し、移籍で駄目になった。
ダイエー移籍でまた活躍か?と思ったが、そう甘くは無かったようだ。

日笠雅人投手:戦力外
中日時代の98年、中継ぎで46試合に登板。
そのときの背番号は97で、翌年から12になった。なんとマイナス85である。
一気に85も数字が減った選手って他にいるのだろうか?

森山一人外野手:戦力外
00年、プロ初安打をホームランで飾る。
が、ホームランはその1本のみ。
というか安打がその1本のみ。

福山龍太郎投手:戦力外
なんだか名前がかっこいい。
オリックスの竜太郎は1年目から1軍出場したが、こちらの龍太郎は結局1軍出場なしだった。

佐久本昌広投手:トレード要員通告
トレード要員通告というのは退団決定でいいのだろうか?

2年目の97年、中継ぎとして8勝5敗3セーブ、防御率2.26と好成績を残すと、翌年からは先発に。
しかし、スタミナ不足が目立ち、中盤以降打ち込まれるケースが多発。
その後も先発中心に登板するが、目立った活躍は出来ず。ここ最近は楽な場面での中継ぎ登板が多かった。
左腕であり、中継ぎとしてはまだ使えそうだが、ダイエーは篠原・吉田・渡辺と左腕リリーバーは豊富。チーム編成から考えれば、今回の戦力外も仕方の無いところか。
これをチャンスと捉え、新天地で活躍できればいいのだが。

内之倉隆志捕手:トレード要員通告→台湾の球団との交換トレード?
甲子園をわかせたスラッガーも今は昔。
高卒新人ながらも1年目から1軍戦に出場し、8打数2安打。首脳陣の期待の大きさを感じさせた。
が、あまりにフットワークが悪いため内野失格の烙印を押されると、突如捕手コンバート。
完全に失敗することの多い捕手コンバートだが、熱心に練習して今となっては完全に捕手。
一時は2番手捕手としてスタンバイ。98年には64試合に出場した。

内野手(三塁は無理だったろうから、一塁)のままでその打撃を見てみたかったが、結果が出なかったらすぐに解雇となっていたかも知れない。
そう考えると意外とこの捕手コンバートは本人・チームにとって正解だったのか。

野々垣武内野手:戦力外


ロッテ

平井光親外野手引退
東福岡高−愛工大−ロッテ(89ドラ6)…14年
主なタイトル:首位打者(91)、ベストナイン1回

91年、規定打席ギリギリながらも打率.314で首位打者を獲得。
その後しばらくは良い成績は残せなかったが、98年は打率.320でイチローに次ぐ2位の成績。
守備・足・肩のどれもそこそこと言った感じで、全体的に地味な選手だった印象がするが、2度の3割、それも首位打者&2位という成績は素晴らしいと言える。
これでもう少し安定して活躍していれば…。



吉鶴憲治外野手:戦力外→引退・コーチ
鹿児島商工−トヨタ自動車−中日(93ドラ4)−ロッテ(96)

中日時代はあまり出場機会が無く、3年でロッテへトレード。
正捕手不在のロッテでは準レギュラー捕手としてそこそこ活躍。
だが、結局首脳陣の信頼を得ることは出来ず、昨季はついに4試合のみの出場。
マスクをかぶることは1度も無かった。(ちなみに外野を2試合守った)

今季、バッティングを生かすため外野に本格コンバート。
ちなみに昨季までの通算打率は中嶋さんとほぼ同じ。
…それでも打撃を生かすために外野にコンバートされた。ロッテのすることは意味不明だ。

打撃がよく、さらに捕手としても能力が高ければ、正捕手になるであろう。しかし、正捕手にはなれず。
つまり捕手としてはイマイチ、という事だと思っていた。
が、来季より2軍バッテリーコーチに就任。
やはりロッテのすることは意味不明だ。



フランク・ボーリック内野手:戦力外
ロッテ(99)…4年
主なタイトル:ベストナイン(最優秀指名打者)1回

4年目の今季は不振+故障もあり思うような数字を残せなかったが、過去3年の成績を見れば完全に優良助っ人。
来日1年目から活躍し、ホームランを打つと負けないという「ボーリック神話」というものまで生まれた。
勝つ、ではなく、負けない、である。引き分けがあったことを上手く誤魔化したなぁ。

また、サヨナラホームラン5本は外国人最多タイ。いいところで打っている印象が強い。

ここ数年のロッテ打線は間違いなく彼が中心。今季は彼の不振で大きく本塁打数が減少。
ロッテ打線はただでさえ長打の少ない打線であるため、今後新たな核となる選手が出てくるかどうかが、チームの成績に大きく影響するだろう。



礒恒之投手:戦力外
1年目3勝4敗、2年目4勝5敗とそこそこ活躍も、防御率は共に5点台で不安に思っていた。
案の定不安が的中。翌年から登板機会が激減した。
ちなみに投球回数は毎年減少。55 2/3→40 1/3→6→2→0だった。
球は結構速かった。他は…?

亮寛投手:戦力外
小林マニアのロッテの隠れた小林。
(注:90年以降、小林姓の選手は11人(全員投手)、そのうち7人がロッテ在籍経験を持つ。)
だからどうしたと言われればそれまでなのだが。

信原拓人内野手:戦力外
昨シーズン、7年目にしてようやく1軍初出場し、11試合で5安打。
5安打の内訳は、単打2本、二塁打1本、三塁打1本、本塁打1本と、見事に満遍なく打った。
今季の飛躍も期待されたが、2軍で.141と大不振だった。

早川健一郎外野手:戦力外→阪神入団
そろそろ危ないかな、と思っていたらやはり戦力外。
今季開幕連敗中、大不振のメイに代わるスタメンにも抜擢されたのだが…。

竹清剛治投手:戦力外
入団当初から即戦力と期待され、1年目は先発ローテに入るも3勝10敗。
翌年以降は成績も下降線だったが、00年にロングリリーフもこなせる中継ぎとしてそこそこ活躍。
が、怪我。結局01年以降は登板が無かった。非常に残念である。

後藤利幸投手:戦力外
スローカーブとそこそこのコントロールで、打者をかわしていくタイプの投手。
99年、イチローの「あの程度の投手に抑えられるのが一番腹が立つ」発言で知名度が一気にアップ。
その発言に対し、山本監督が激怒。
オリックスには強かったし、イチローも抑えていたのだから、「ただの負け惜しみだろ」と一笑に付せば良かったのにチームに余裕が無いので心にも余裕が無かったのだろうか
その発言を受けた翌年、イチローにワンバウンドの球をヒットにされた。
どうやらイチローは「あの程度」の投手を相手に、普通に打つのは嫌だったようだ。
ちなみにこのシーンは何度もTVで放送され、知名度アップ…と思いきや、後藤の名前はほとんど出てこなかった。

そのイチローがいなくなった昨年からは1軍登板無し。
期待は大きかったが、伸び悩んでしまった。

和田孝志投手:戦力外→引退・打撃投手?
93年入団で、初登板は96年。その年4試合に登板するものの、未勝利だった。
次に登板したのは99年で、6試合登板も結局未勝利。
ようやく勝利を挙げたのは00年で、8年目の初勝利となった。
その00年は21試合50イニングを投げ、さらに翌01年は38試合68イニング登板と増加。
しかし今季は2軍であまりいい成績が残せず、1軍登板は3試合になってしまった。
戦力外にするほど悪いようには思えない。船木(阪神)を採用する余裕があるのなら、残しておいても良かった気がする。



日本ハム

今井圭吾投手:戦力外→引退・チームスタッフ?
1年目の4月、完封で初勝利を挙げる。
…結局6年間でその1勝だけだった。

柴田佳主也投手:戦力外→阪神入団
昨年、近鉄でショートリリーフとして活躍。
日本シリーズでも4試合に登板し、好投。
しかしなぜか近鉄を自由契約となり、日本ハム入団。(近鉄は意味不明な退団が多い…)
今季の成績は不振か、それとも年齢による衰えか…。

原田政彦外野手:戦力外
昨季途中、外野手が怪我で不足したため、中日から獲得。が、途中怪我。
この選手を戦力外にできるほど外野の層は厚くなったのか?

村西辰彦外野手:戦力外
大学卒業後、単身渡米し野球を続け、昨年日本ハムの入団テストに合格。
が、なんと1年で解雇。
田中聡内野手:戦力外→阪神入団
大卒後、米独立リーグでプレー。
昨年ドラフト指名。2年で解雇。
山地隆内野手:戦力外
高卒で入団。2年で解雇。
藤崎大輔捕手:戦力外
高卒で入団。3年で解雇。

以上4選手合計で8年。短すぎ。


オリックス

藤井康雄内野手:戦力外→引退・コーチ
泉州高−プリンスホテル−阪急・オリックス(87ドラ4) 16年
主なタイトル:ベストナイン2回

阪急・オリックス一筋のスラッガー。
94年以降自慢の長打力にも陰りが見えていたが、
98年に30本塁打を記録してまだまだやれることをアピール。
その後は代打・スタメン両方で勝負強さを発揮したが、結局年齢には勝てず、
「ファンを失望させることが多くなった(本人談)」ということで引退を決意した。
チームの年俸削りの方針も多少は影響?

通算満塁ホームラン14本は王貞治に次ぐ2位。
駒田に続いてまたも記録更新直前での引退となった。王さん大喜びいやっほぅぅぅ!



山崎慎太郎投手:戦力外→引退
新宮高−近鉄(85ドラ3)−ダイエー(98)−広島(00)−オリックス(01)…18年

「ミスターフルカウント」の異名を持つ投手。
確かに2−3になる事は多く、彼の投げる試合は試合時間が長いとも言われた。本当なのか?

近鉄では長年先発を勤め、二桁勝利は3度。敗戦も多かったがそこそこの成績を残していた。
が、97年は大不振。そのオフ、FAでダイエーに移籍。しかしその不振のまま全く活躍できずに2年で自由契約。
不振ではなく力の衰えかと思われたが、テストで入団した広島で中継ぎを中心にそこそこの活躍。
年齢の高さもあり自由契約となってしまうが、翌年入団したオリックスで47試合に登板し、中継ぎとして大活躍した。

今季はほとんど登板機会が無かったが、1500投球回を達成すると「今季限り」と事実上の引退発言。
なのになんでオリックスはわざわざ自由契約にしたのだろう?謎だ。



田村勤投手:戦力外→引退
島田商−駒大−本田技研和光−阪神(91ドラ4)−オリックス(01)…12年

92・93年には抑えも勤めた左腕リリーバー。94年も抑えだったが故障で離脱。95年は登板無しに終わる。
復帰した96年以降は左打者限定のワンポイント登板が多く、好成績を残していたのだが次第に防御率が悪化。遠山や西川の活躍もあって00年は1軍登板0に終わり、自由契約後オリックスへ。
去年はワンポイントで多く起用されるも、今年は散々な成績で戦力外となった。やはり年齢的な衰えだろうか。

ちなみに、元祖松井キラーでもある。阪神では田村−遠山と松井キラーは続いたのだ。今は…。



久保充広捕手:戦力外→引退・チームスタッフ
近大付属高−近鉄(93ドラ7)−オリックス(96)…10年

近鉄時代の1軍出場は無し。
98年、オリックスは中嶋がFAで移籍、三輪が開幕から7週間の出場停止ということで、実績のある捕手は高田のみ、という事態に。
チャンスだったがこの年に飛躍したのは日高で、久保は6試合の出場にとどまった。
その後01年に4試合に出場、初安打も放ったが、ヒットはその1本だけ。
試合出場も上記の2年での10試合だけだった。それでも10年選手は立派…なのか?



新井潔内野手:戦力外→引退
東京農大二高−本田技研−ヤクルト(91ドラ4)−横浜(97)−オリックス(01)…12年

両打で内野を全てこなせる大型内野手で、長距離砲という触れ込みだった、…と思う。
というか実は私の中であまり印象が無い。ファームのレギュラー、という印象は強いが。
ヤクルト時代の94年、99打数22安打、打率.222で2本塁打が最高の成績。
横浜に移籍した97年には代打でよく起用され54試合に出場したが、打率1割台。その後も低迷。
オリックスが何を期待して獲ったのかよくわからなかったのだが、結局わからないままだった。

ってかなんで久保の方が簡単に文章が書けるんだ?>自分



フェルナンド・セギノール内野手:自由契約(10/01)
オリックス(02)…1年

史上初となる2試合連続スイッチ本塁打&シーズン3度のスイッチ本塁打を記録。
前半戦はかなり打ったが、シーズン中盤以降次第に失速。
また、起用法を巡って監督と対立した。
同じくらいの成績のシェルドンは残留だがこちらは解雇されたのは、その影響もあったのか。



エド・ヤーナル投手:自由契約(10/15)
オリックス(01途)…2年

今季は黒星こそ多いが、チーム最多投球回数で防御率も3.61。私は残留するものと思っていた。
が、来季のオリックスは打線強化のため、「1軍の外国人選手枠を野手3、投手1」とする方針らしく、
2軍にリザーブとして置いて無駄な出費をしたくないオリックスは
契約の残っている具を残し、ヤーナルを解雇することとなったそうだ。

まだまだ活躍が期待できると思う。どこかが獲得するかもしれない。



庄司大介外野手:戦力外
契約金0円で入団した選手の一人。今季で2年目。
とりあえず1軍登録が10日以上にはなったので、出来高は手にした。
オリックスだから出来高を手にするより前に切ると思っていたのに。

深谷亮司捕手:戦力外→ブルペン捕手
契約金0円で入団した選手。入団は庄司よりも1年遅い。要するに今年である。
ちなみにドラフト13巡目で入団。14巡でも捕手(藤本)を獲得していたため、「2軍で成績が悪い方が退団とかないだろうな…」と嫌な予感はしていたのだが、その通りになった。
ブルペン捕手としてチームに残るそうだが、突然選手に復帰しそうな予感がする。
いや、オリックスだけに何でもありかな、と。